FAと聞くと大体、巨人がまた取るとか言ってるよと話題になるのですが、別の話題としてまた西武からFAだよというのも残念ながら聞きます。確かに西武から移籍する選手が多い気がしましたので、今回の記事を作成してみました。
今年も何やら動きがありそうですね。
埼玉西武ライオンズ 歴代FA移籍選手一覧
No. | 年度 | 選手名 | 移籍先 |
---|---|---|---|
1 | 1994年オフ | 石毛宏典 | ダイエー |
2 | 1994年オフ | 工藤公康 | ダイエー |
3 | 1996年オフ | 清原和博 | 巨人 |
4 | 2003年オフ | 松井稼頭央 | メッツ(メジャー)→楽天 |
5 | 2005年オフ | 豊田清 | 巨人 |
6 | 2007年オフ | 和田一浩 | 中日 |
7 | 2010年オフ | 細川亨 | ソフトバンク |
8 | 2010年オフ | 土肥義弘 | アメリカ独立リーグ |
9 | 2011年オフ | 帆足和幸 | ソフトバンク |
10 | 2011年オフ | 許銘傑 | オリックス |
11 | 2012年オフ | 中島裕之 | アスレチックス(メジャー)→オリックス |
12 | 2013年オフ | 涌井秀章 | ロッテ |
13 | 2013年オフ | 片岡治大 | 巨人 |
14 | 2015年オフ | 脇谷亮太 | 巨人 |
15 | 2016年オフ | 岸孝之 | 楽天 |
16 | 2017年オフ | 野上亮磨 | 巨人 |
17 | 2018年オフ | 浅村栄斗 | 楽天 |
18 | 2018年オフ | 炭谷銀仁朗 | 巨人 |
19 | 2019年オフ | 秋山翔吾 | レッズ(メジャー)→広島 |
20 | 2022年オフ | 森友哉 | オリックス |
21 | 2023年オフ | 山川穂高 | ソフトバンク |
埼玉西武ライオンズ 歴代FA加入選手一覧
加入年度 | 選手名 | ポジション | 前所属 | 背番号 | 契約内容 | 獲得タイトル | 備考 |
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1998年 | 中嶋聡 | 捕手 | オリックス | 5 | 1年契約 年俸5600万円(推定) | ‐ | ・トレードで横浜に移籍 |
2008年 | 石井一久 | 投手 | ヤクルト | 61 | 2年契約 総額7億円+出来高(推定) | ‐ | ・2013年現役引退 |
2016年 | 木村昇吾 | 内野手 外野手 | 広島 | 0 | 1年契約 推定年俸2000万円+出来高(推定) | ‐ | ・2017年現役引退 |
西武のFA移籍が多い理由
単純に西武に良い選手が多く集まっているから
スカウト陣によるスカウティング、選手育成がうまいので良い選手が多い。
なので単純に11球団から勧誘が多くなる。しかし西武には下記に記載するが、所謂「チーム愛」、埼玉西武ライオンズという球団に対して帰属意識が薄いので移籍が多いと考えられる。
資金力がない
直近のメジャー帰りであり、ライオンズのキャプテンであった「秋山翔吾」に対して提示した条件が、今シーズン含め2年契約を提示と資金力がない。(広島…3年契約総額5億円規模 ソフトバンク…広島同様に3年契約)
周りが良い条件を提示しているのにもかかわらず、出すものを出さないのであれば、これでは正当な評価をされていないと結論付けて、多くの選手はそっぽを向いてしまうのも仕方がないことである。
フランチャイズ制な球団ではない
西武は名の通り西武グループが持っているというイメージが強い。
そのため球団に「埼玉」とついていたとしてもフランチャイズ制が他球団に比べて根付いていない。優勝しても埼玉が盛り上がるというよりも、ニュース等で西武百貨店のセールが話題に上がるように、地域に対する選手の意識は他球団に比べても薄い。
FAを年俸釣り上げのための手段と決め付け宣言残留を認めない
現在は変わってきているが、以前は宣言残留を認めない方針であった。(ヤクルト・広島も同じ)
今は宣言残留を認めているが、認める選手と認めない選手の間の線引きがあるように思え、出て行く選手が後を絶えない。
この姿勢は選手の球団への愛着や忠誠心を削る行為でしかない。
球場の立地が悪い
球場に向かう通勤の面+試合後の選手・ファンも含め歓楽的な地域の豊かさ。
どちらも完全に不便。
試合後、球場から自宅までほとんどの選手が車ですが渋滞がひどく、若手は電車を利用しているが通勤も不便な状況。(電車だと池袋から30分ほどかかる。)
通勤に大変なだけではなく、試合後の歓楽街に繰り出すということが出来ないため、遠征の時の他球団の生活環境を体験してしまうと他球団が良く見えてしまう。
球場の環境が良くない
春先や秋は寒く、真夏の地獄のような暑さがあり+湿度も高くてさらに不快感を凄まじい。さらに地域の自然が豊かすぎて虫の発生が恐ろしい。
ドームを名乗っているが他球団のドームの環境とは天と地ほどの差がある。
現状、快適に野球が出来るのは5月だけと思われる。
まとめ
ファン目線と選手目線では球団に対し見ているところが確実に違うでしょうから、FAは仕方がないと思います。
FAはあくまで選手の権利ですから、ファンとしては悲しいですが優しく見守ってあげましょう。
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