【上沢直之 メジャー】上沢直之 メジャー成績を振り返る

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スポーツ

2024年 マイナー1年目 AAA級ダーラム・ブルズ(1球団目)

11月28日、メジャー挑戦を目指したポスティングシステム申請が行われた。

2024年1月11日、タンパベイ・レイズとマイナー契約。2月から始まるスプリングトレーニングには招待選手として参加することになった。レイズとの契約を選んだ理由について、「投手育成の成功と豊かな歴史にとても引かれた」と述べ、複数球団からのメジャー契約のオファーを断ったと報じられた。

22日、上沢が開幕をマイナーリーグで迎えるとアメリカメディアが報じた。 記事によると、マイナーリーグ契約でスプリングトレーニングを積んだ6選手は、上沢を含め、シーズン開幕までにメジャー・リーグのチームに参加しないと伝えられたという。タンパベイ・レイズタイムズのマーク・トプキン記者も自身の公式Xで上沢らが開幕をマイナーで迎えるとポストしている。上沢はオープン戦に4試合・9回2/3を投げ、0勝1敗、防御率13.03だった。

24日、オプトアウト(契約破棄条項)を行使して、他球団との契約を模索することになったと地元紙の「タンパベイ・タイムズ」が報じた。メジャー契約を提示した球団があれば、レイズはメジャーに昇格させるか、トレードで放出するかの選択を迫られる。

2024年 マイナー1年目 AAA級ウースター・レッドソックス(2球団目)⇔2024年 メジャー1年目 ボストン・レッドソックス

28日、レッドソックスがレイズから金銭トレードで上沢獲得し、メジャー契約を結んだと発表した。開幕ベンチメンバーの26人には入らず、フロリダ州の球団施設で調整する。レッドソックスのコーラ監督は「いいスプリットを持っている。いつチームに合流するかは分からないが、現在はいくつかの改善に取り組んでいる」と話した。

4月5日、傘下3Aウースターに合流。

10日、公式戦で今季初登板。先発投手として5回79球を投げて3失点。先頭打者にいきなり三塁打を許すと、昨季MLBで9本塁打を放った有望株ビエントスに2ランを被弾。立ち上がりに2点を失った。2回裏も四球でランナーを背負ったが、初三振を奪うなど無失点。3回裏は、初回に長打を許した2選手を三振に仕留め、三者凡退で終えた。しかし4回裏、二死一塁からMLB通算1096試合出場のホセ・イグレシアスに適時二塁打を浴び、再び失点。続く5回裏は僅か9球で三者凡退とし、この回をもって降板。この試合は5回79球を投げて4安打、1四球、5奪三振、3失点という内容。

16日、2試合目の先発マウンドに上がり、今季初勝利を挙げた。初回は先頭にいきなり二塁打を許し、1死三塁で先制の適時左前打を浴びた。2回以降、4回までは走者を背負いながらもしのぎ追加点を許さなかったが、5回に死球と安打で2死一、三塁としたところで3ラン本塁打を浴びたが、打線の援護を得てリードを保って交代。5回を6安打4失点、2死球5奪三振。これで1勝1敗、防御率は6.30。

21日、レイズ傘下3Aダーラム戦に3度目の先発登板し、5回5安打1失点、7三振1四球で2勝目(1敗)を挙げた。初回は2死一塁から2連打され1点を先制されたが、尻上がりに調子を上げた。四球と単打で無死一、二塁とピンチに陥った3回には、後続をチェンジアップで空振り三振、次打者もチェンジアップで一ゴロ、最後は低めフォーシームで見逃し三振を奪いピンチ脱出。4回、5回はいずれも3者凡退に抑え、5回まで79球を投げ5安打1失点、1四球7奪三振だった。ここまで3試合に登板し、2勝1敗、防御率4.80。

28日、レッドソックスが上沢を初のメジャー昇格させたと発表した。当初、上沢は27日の敵地でのトレド戦に先発する予定だったが、直前で回避していた。3Aの遠征には行かず、そのまま本拠地フェンウェイ・パークでチームに合流する見通し。背番号は「39」。今季3Aで3試合に登板して2勝1敗、防御率4.80、15イニングで17三振。

5月2日、本拠地でのジャイアンツ戦で3-1の8回から5番手として、初めてメジャーのマウンドへ。先頭の2番ソレアには1ボールからの2球目、内角高めスプリットで三飛に打ち取り、3番フローレスはカウント1-1からの内角スプリットで同じく三飛に打ち取った。4番コンフォートはカウント2-2からの6球目、外角低めスプリットで空振り三振を奪った。続投した9回は先頭のベイリーを1ストライクからの2球目スプリットで遊ゴロ、次のチャプマンは1ボール2ストライクと追い込んでからスプリットで二ゴロ。最後のエストラダは1ストライクからの2球目スプリットで遊ゴロに打ち取った。打者6人中、初球ストライクが4。内野の頭を越した打球は1つもなく、2回をわずか19球で無安打無失点、無四球1奪三振のパーフェクトピッチングだった。デビューを終えた上沢は「すごく緊張しました。トリプルAのときからずっと、チームから言われてきたことを試合で出すことができたかなと思います」と振り返り「すごくすてきな経験だった。緊張しないんじゃないかと思っていたが、マウンドに上がったら不思議な感覚に陥った。任された役割をしっかり全うできるよう準備していきたい」と話した。

3日、敵地でのツインズ戦で2試合連続となる救援登板。2回2安打1失点の内容でメジャー初失点。無死一、二塁のピンチでマウンドに上がった。ミランダには制球が定まらず四球。無死満塁となり、続くキリロフは高めに浮いたスプリットで二ゴロに仕留め、本塁封殺で1つ目のアウトを奪った。一死満塁で続くフリエンには3ボール1ストライクとなり、5球目を投じる前にピッチクロック違反を取られ四球。これが押し出しとなり三塁走者の生還を許した。続くジェファーズにもボール球が先行し、フルカウント後のカットボールを左中間に弾き返され2者が生還。これがメジャー初失点。それでも、なおも一死二、三塁のピンチで後続を封じ、イニングをまたいで登板した8回は無失点。メジャー2戦目は2回43球、2安打1失点、2奪三振2四球の内容で防御率は2.25。

8日、レッドソックスは上沢直之投手のマイナー降格を発表した。

10日、敵地ブルージェイズ傘下3Aバファロー戦に先発し4回5安打3失点、1四球2奪三振だった。勝敗は付かず、今季マイナー4試合で2勝1敗、防御率5.21。降格後初の登板となった上沢は6-0の3回、1死一塁から適時二塁打を浴びて1点を失い、続く2番ヒメネスに2ランを被弾。さらに安打と四球で1死一、二塁となったが、後続は打ち取った。4回は3者凡退に抑え、この回限りで降板。球数60球中ストライクは43球。

16日、ヤンキース傘下3Aスクラントン戦にリリーフ登板し、5回を投げ7安打2失点、3四球2奪三振だった。勝敗などは付かず、今季5試合で2勝1敗、防御率4.88。上沢は4-4の2回無死一、三塁から2番手で登板。先頭を三ゴロ、次打者を見逃し三振に仕留めたが、4番ナルバエスに2点二塁打を許し勝ち越された。3回は1死一、二塁、4回は1死満塁のピンチを招きながらも無失点。5回は3者凡退に抑えたが、6-6の6回に1死から四球と連打で満塁とされ、5番トランメルに2点適時打を浴び再び勝ち越しを許した。この回を投げ切って交代。リードされたまま降板したが、直後に味方が逆転して黒星は免れた。試合は13-12でサヨナラ勝ちした。

22日、オリオールズ傘下ノーフォークとの3A戦に先発。3回を投げて4安打4失点(自責点4)3四球3三振で勝敗などは付かなかった。1回にメジャーのトップ有望株の1番ホリデーをいきなり四球で歩かせ、次打者に二塁安打を許した後、無死一、二塁からダブルスチームを決められた。無死二、三塁のピンチで3番打者に2点適時中越え二塁打を浴びた。2回は3者凡退に抑えたが、3回に再び先頭のホリデーに四球、次打者に左翼二塁打を浴びた。その後、三振と捕飛で2死二、三塁としたところで、5番メイトンにカットボールを左前打され、2点を追加された。3回を4安打4失点、3四球3奪三振で、1点ビハインドで降板したがチームがその後追いついたため、勝敗は付かなかった。今季6試合目の登板で2勝1敗、防御率5.67。

28日、敵地でのシャーロット戦に先発。1回2死で、ホワイトソックス外野手ルイス・ロベルトに対し、3ボールとカウントを悪くしてからの4球目カットボールをとらえられソロ本塁打を浴びた。2回は無失点に抑えたが、ホワイトソックス内野手レニン・ソーサにカットボールをソロ被弾。4回は元ソフトバンクの先頭オスカー・コラスを空振り三振に抑えたが、次打者から二塁打、単打と連打され1点を追加された。5回1死からソーサに四球を与えたところで交代し、継投した投手が2ランを浴びたため上沢に失点が追加された。4回1/3を2被弾を含む5安打5失点、2四球4奪三振。今季7試合目の登板、6試合目の先発で2勝2敗、防御率は6.32。

6月2日、敵地でのシャーロット戦に2番手で登板。3回を投げて無安打無失点、3三振3四死球。試合は1‐3で敗れ、上沢に勝敗は付かなかった。上沢は0―0の4回にマウンドへ。2死から四球を与えるも、相手の盗塁死でこの回を無得点で終えた。5回は2三振を含む3者凡退。6回は先頭打者への四球などで1死一、二塁のピンチを背負うが、4番ラモスを二ゴロ併殺打に抑えた。今季8試合で2勝2敗、防御率5.77。

6日、本拠地でのロチェスター戦で今季3勝目を挙げた。上沢は8-3とリードした5回に2番手でマウンドへ。3回を投げて4安打1失点、1三振2四球で1暴投だった。8-3の5回から2番手で登板。安打と野選、さらに暴投で2死二、三塁とされたが、8番ギャレットから空振り三振を奪って無失点。6回は1死一塁から適時二塁打を打たれ1失点、7回は2安打を許し2死一、三塁となったが最後は一ゴロに抑えた。今季9試合投げて3勝2敗、防御率5.54。

12日、敵地バファロー戦の7回に3番手として登板し、1死しか取れずに3点を失い3敗目を喫した。チームが2-2の同点に追いついた直後にマウンドへ上がったが、この回の先頭から2者連続で四球。見逃し三振で1死を取ったものの、またも連続四球で、押し出しでの勝ち越し点を献上。さらに2点適時打を浴びて交代となった。この3失点が響き、試合は2-5で敗れた。今季10試合投げて3勝3敗、防御率は6.21。

18日、コロンバス戦の5回から2番手で登板し、2回を1安打1失点。3A通算は11試合で3勝3敗、防御率6.13。

23日、コロンバス戦に2番手で登板し、2回0/3を3失点で勝敗は付かなかった。1点リードの5回から登板。1死から四球を与え盗塁を許して二塁に走者を背負ったが、後続2人を空振り三振と遊ゴロに退けた。6回も四球を出したが無失点。だが7回は先頭に右前打、2人目に四球で無死一、二塁とした後、1点適時左前打を浴び、そこで交代した。継投した投手が崩れたため、上沢の出した走者をすべてかえされた。2回0/3を2安打3失点、3四球1奪三振。3A通算12試合目の登板で、防御率は6.48。

7月2日、シラキュース戦の8回から3番手で登板し、1回を2安打1三振1失点。3A通算は13試合で3勝3敗、防御率6.54。

9日、レッドソックスは上沢をメジャー40人の登録枠から外したと発表した。

13日、レッドソックスは上沢がメジャー40人枠から外れ、3Aウースターに移ったことを発表。他球団からの獲得オファーがないままウェーバーを通過。マイナーに残留することが決まった。

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