専門用語について
神社では一般にあまり使用されない言葉をよく使います。
一般のお店とは違うということを念頭に置いて奉仕してください。
■初穂料(はつほりょう)・玉串料(たまぐしりょう)
神社にお供えする金品のこと。よく「お初穂料」という言葉を使用する。
一般で言う料金や商品価格のことだが、神社では絶対に料金とは言わない。
■授与品(じゅよひん)
神札(おふだ)・お守り・破魔矢(はまや)等、初穂料と引き換えに参拝者にお渡しする品の総称。
一般で言う商品のことで、神社では絶対に商品とは言わない。また、消費税も頂かない。
■体(たい)
授与品を数える単位。1体・2体と数える。
1つ・2つとか、1個・2個等の言い方はしない。
■授与(じゅよ)
初穂料とお供え頂くのと引き換えに授与品をお渡しすること。
授与品は商品ではない為、「売る」・「買う」とは言わない。
お釣りをお返しする際にも「お返しいたします」等の言葉を添えるべき。
尚、参拝者に対しては「ありがとうございます」とは言わない。
この場合は「ようこそお参りくださいました」と添える。
■授与所(じゅよしょ)
授与品を授与するところ。よく規模の大きい神社は正月期間中、テント等を張り臨時の授与所を設ける場合がある。
■神札(おふだ)
神棚に納め、その神札を通して神社の神様をお参りして頂くもの。
参拝者から「家内安全をください」、「商売繁盛をください」と言われたら神札のことを意味していることが多い。
神札と書いて「おふだ」と読むが。大麻と書いて「たいま」「おふだ」と言うことや、御札と書いて「おふだ」と言うこともある。
■お守り(おまもり)
身に付けて頂き、神様にお護りを頂くもの。
神社ごとに交通安全・厄除・学業等、それぞれの願意別に様々な色と形がある。
お守りは個人のものなので、家内安全・商売繁盛のお守りはない。
■破魔矢(はまや)
災いから守って頂く縁起物。
特にその年の「干支」は災いを除き幸福をもたらすという信仰から、新年の干支の絵馬がついた「干支破魔矢」は非常に人気である。
また、神社によるが厄年の方への「厄除破魔矢」や、お宮参りの赤ちゃんのための「初宮破魔矢」などの種類がある。
■上袋(じょうぶくろ)
参拝者にお渡しする際に授与品を入れる袋。
■古札(こさつ)
文字どおり古い神札やお守りのこと。年の始めに当たり、一年間守っていただいた神札やお守りを神社に納め、新しいものを受けるというのが昔からの習わし。
■参拝者(さんぱいしゃ)
神社に参拝に見えた方。参拝客という表現もあるが神社に参拝に見えた方を「お客」とはとらえないのが一般的。
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