【当時の一般的な家族像】『クレヨンしんちゃん』野原家のスペック一覧【野原ひろし 年収】

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生活

野原一家の家族構成

1990年夏に双葉社『漫画アクション』で連載開始し、1992年4月13日アニメ放送開始。

続柄氏名年齢職業詳細
野原ひろし35歳双葉商事勤務秋田県出身。次男。
商社勤務(勤続15年)。
役職:双葉商事営業部第2課係長 係長へ昇進したのは3年前。
収入:約38万円(手取り約30万円) ※「クレヨンしんちゃん #94-2 ひさんな給料日だゾ」
お小遣い:月3万円
みさえ29歳専業主婦熊本県出身。三姉妹の次女。
21歳のときにひろしと出会い結婚(時期は不明)
短大卒→腰掛けOL→専業主婦
しんのすけ5歳幼稚園児アクション幼稚園(アニメではふたば幼稚園)に通う幼稚園児。
ひまわり0歳幼児
シロ飼い犬元の飼い主の父親が犬アレルギーになり、捨て犬となったがしんのすけが連れて帰り「シロ」と名付けた。

野原一家の資産(ローン有)

資産詳細
一戸建て(4DK)埼玉県春日部市に庭付き戸建て住宅。
最寄り駅:春日部駅徒歩10分圏内
住所:春日部市双葉町904
35年ローンで購入。
自動車(1台)2代目マイカー

野原ひろしのスペックはすごい

100万円2.8%
100万円超~200万円4.0%
200万円超~300万円9.1%
300万円超~400万円17.3%
400万円超~500万円18.2%
500万円超~600万円14.8%
600万円超~700万円10.3%
700万円超~800万円7.3%
800万円超~900万円4.8%
900万円超~1000万円3.2%
1000万円超~1500万円6.4%
1500万円超~2000万円1.3%
2000万円超0.5%
国税庁:民間給与実態統計調査(1994年)給与階級別分布の値(男性)

ひろしの該当する600万円超~700万円は全体の10.3%(600万円超は33.8%)。1994年での男性35~39歳の平均給与は589万円である為、当時としてもスペックは高い。

現代の日本だと、30歳代男性の平均給与は30歳代前半は472万円、30歳代後半は533万円となっている(国税庁「令和3年分 民間給与実態統計調査」)。

尚更、現代から見ても所謂「勝ち組」と言われてもおかしくない。というよりも現代が下がりすぎな気もする。

妻に専業主婦を許し、ローンとはいえ駅徒歩圏内に家を所持し、マイカーもある。

もはや現代の若者にはそうそう出来ない生活レベルの世界の話となっている。

特に私が指摘したい点は、ひろしは子どもと一緒にご飯を食べられる時間に帰宅出来ているという点である。更には子どもとお風呂も一緒に入れている。「家族団欒」を文字通り行えている時点で確実に良い生活である。

そのためには、勤め先が定時退社可能であることが第一で、昔は当たり前の光景だったのであろうが、今となっては、もはや多くの人にとって憧れや理想の家族の対象になってしまっている。

現実は満員電車で通勤して、帰りも満員電車で残業帰りである。電車の席が空いているかで一喜一憂し、冷めた飯を食らい、数時間後の仕事のことを考えて眠るのである。

まとめ

この作品は、バブルの頃で野原ひろしは冴えない父親みたいな位置づけでした。(作品中ではさえないサラリーマンとして描写されることが多く、しんのすけやみさえからは「足が臭い」、「安月給」と散々な言われよう。)

しかし、現代では野原ひろしは理想の父親像。日本経済が衰退したことが引き金なのか、人々の価値観や道徳観が大きく様変わりしたように感じます。

私の大っ嫌いな、「俺の若い頃はこうだった」だと一方的に主張し、変化せず昔のやり方を頑なに変えない上司がいますが、そのような人は時代の変化を理解しようともしていません。

現代人は常に新しい、未体験の変化の早い時代に生きていることを自覚し、常に新しいことを一生学び続ける必要がある。

野原ひろし自身は全然変わっていないのに、時代がそうさせたのか評価が変化しているところを見てそう感じました。

常に変化し続けなければならない。人間も所詮動物。

いち生物らしくて、私はこの感覚好きですけどね。

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